東芝がソニーに一部売却する大分工場=2004年、大分県大分市(共同)【拡大】
東芝は2015年4~6月期連結決算の最終損益が122億円の赤字に転落しており、中間決算も厳しい結果が予想される。半導体事業は単純な機能の半導体やシステムLSIで収益力が劣り、対策が急務となっていた。
国内メーカーの半導体産業は、かつて世界を席巻していたが、韓国や米国などの海外勢との競争が激化し、シェアを落とした。国内メーカーは生き残りをかけて、得意分野に集中せざるを得ない状況になっている。
東芝は、NAND型フラッシュメモリーを手掛ける四日市工場(三重県四日市市)に新棟を建設するなど投資を拡大している。世界需要を取り込み、収益力の強化を目指す一方で、価格の下落など不安材料もある。
後発組だった単純な機能の半導体のLEDは、市場環境の変化に対応できず、赤字に陥っている。システムLSIで画像処理に使う「CMOSイメージセンサー」も不振が目立っていた。