体験者の「呪い」解く
数々の体験談に返し方を考えていく作業は、ハードだったのでは? 「逆にスッキリしました(笑)。クソバイスって、いうなれば『こうあるべき』と押しつけられた『呪い』。一つ一つ呪いを解いていくような作業でした」
初エッセー集『負け美女』で注目を集めてから4年。テレビや雑誌などで活躍する売れっ子となった。多忙な活動を支える原動力は「一緒に怒りたい」という思いだという。「女性にとって、まだまだ生きづらい世の中です。大それているかもしれないけれど、一緒に怒ることで、少しでも楽になってもらえれば」
正しく、怒る。それこそが、“呪い”から自分を解き放つ魔法なのかもしれない。(塩塚夢/SANKEI EXPRESS)
■いぬやま・かみこ 1981年生まれ。美人なのになぜか恋愛がうまくいかない女性たちのエピソードをつづった『負け美女』(マガジンハウス)でデビュー。近刊に『SNS盛』(学研)『地雷手帳 嫌われ女子50の秘密』(文春文庫)。
「言ってはいけないクソバイス」(犬山紙子著/ポプラ社、1000円+税)