政府専用機でソウル空港に到着した安倍晋三(しんぞう)首相=2015年11月1日、韓国・首都ソウル(AP)【拡大】
会談後の共同記者発表では、各首脳からは「北東アジアの平和と安定」という言葉が何度も繰り返された。しかし、歴史認識問題という外交カードで中韓が足並みをそろえ、対日共闘を続ける限り、3カ国の首脳会合を何度開こうとも、事態は好転しないだろう。(ソウル 峯匡孝/SANKEI EXPRESS)
≪中国、景気悪化で軟化か≫
1日にソウルで行われた日中首脳会談で、中国の習近平政権が重い腰を上げ、対話のテーブルについたことは、中国がこれまでの対日政策を調整したことをうかがわせた。
2012年11月に発足した習近平指導部は対日強硬政策をとり、早期の首脳会談を求める安倍晋三政権に対し「尖閣諸島(沖縄県石垣市)を領土問題として認めること」「靖国神社に参拝しないこと」を条件として突きつけ、その後、約2年間も安倍政権との政治的交流を実質的に拒否した。