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ゾウも犠牲…「狩猟依存」の闇 ジンバブエ、資金難で禁止遠く 密漁も横行 (2/3ページ)

2015.11.4 00:00

ワンゲ国立公園のゾウの群れ。野生動物保護を求める声も、正規の狩猟や密猟とともに動く大金にかき消されているようだ=2015年10月29日、ジンバブエ(ロイター)

ワンゲ国立公園のゾウの群れ。野生動物保護を求める声も、正規の狩猟や密猟とともに動く大金にかき消されているようだ=2015年10月29日、ジンバブエ(ロイター)【拡大】

 自然保護団体「ジンバブエ・コンサベーション・タスク・フォース(ZCTF)」のジョニー・ロドリゲス会長は、ガーディアンなどに「これほど年老いた巨大なゾウを見たのは初めてだ。牙の重さだけで54キロもあった」と嘆き「彼は(金銭を支払い)狩猟許可を得ていたが、子供や年老いた動物は狩りの対象にしないという常識を持って狩猟に臨むべきだった」と非難した。

 「毒殺」 年に300頭

 さらに英紙デーリー・メールやロイター通信などによると、セシルが生息していたワンゲ国立公園では、密猟者が猛毒の「シアン化合物」を使って赤ちゃんを含む23頭のゾウを殺した。

 公園のパトロール隊が大半の象牙を回収したが、3頭分の象牙が持ち去られた。この国立公園を含むジンバブエ北部では今年9月以降、シアン化合物を使った密猟で60頭のゾウが犠牲になっているという。

 猛毒のシアン化合物は、鉱山近くの抽出・精錬工場で使われており、簡単に入手できる。そのため、わなや銃に加え、2013年ごろからシアン化合物も密猟に使われ始めた。ゾウの保護団体によると、ワンゲ国立公園では13年だけで、シアン化合物で300頭のゾウが殺されたという。

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