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ASEAN拡大会議 異例の共同宣言見送り 譲れぬ「南シナ海」 米中の緊張続く (3/4ページ)

2015.11.5 08:30

共同宣言を採択できなかった東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議。右手前から2人目は中谷元(なかたに・げん)防衛相=2015年11月4日、マレーシア・首都クアラルンプール近郊(共同)

共同宣言を採択できなかった東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議。右手前から2人目は中谷元(なかたに・げん)防衛相=2015年11月4日、マレーシア・首都クアラルンプール近郊(共同)【拡大】

  • 11月4日、首都クアラルンプール近郊で開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に出席したアシュトン・カーター米国防長官(中央)=2015年、マレーシア(共同)
  • 11月4日、東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議に参加する中国の常万全国防相(右)=2015年、マレーシア・首都クアラルンプール(ロイター)

 一方、中国の常万全国防相は「南シナ海では航行の自由は確保されている」と比較的穏やかな調子で反論するにとどまったという。一見、中国が劣勢のように見えるが、実際にはこのときまでに共同宣言の見送り方針が固まっていた。中国によるASEAN各国への働き掛けが奏功し、“対中包囲網”を築かせなかったのが実情だ。

 「アジア太平洋地域の分断の象徴だ」。ASEANの支持取り付けに奔走してきた米国防総省高官は4日、宣言見送りに失望感をあらわにした。

 世界規模で軍を展開する米国にとって「航行の自由」は不可欠。経済活動上、死活的なシーレーン(海上交通路)でもある南シナ海で自由に行動できなくなれば、軍事的な抑止力が効かなくなり、日本やフィリピンなどアジアの同盟国から厳しい目を向けられる。

 南シナ海で人工島の軍事拠点化を図る中国の動きは、米国から見れば「戦後の国際秩序」への挑戦と映り容認できない。

「10年後は支配下に」

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