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【井浦新 アジアハイウェイを行く】其の三(ジョージア) 苦難の歴史 文化つむぐ祈りの形 (2/5ページ)

2015.11.6 18:30

さまざまな民族の伝統的な踊りや歌を卓越した技術で披露する国立舞踏団「エリシオニ」のパフォーマンスの印象は、気高くて、力強いものだった=2014年12月16日、グルジア(井浦新さん撮影)

さまざまな民族の伝統的な踊りや歌を卓越した技術で披露する国立舞踏団「エリシオニ」のパフォーマンスの印象は、気高くて、力強いものだった=2014年12月16日、グルジア(井浦新さん撮影)【拡大】

  • 南オセチアから逃れてきたジョージア人の難民キャンプの子供たち=2014年12月15日、グルジア(井浦新さん撮影)
  • 伝統的なワイン壺「クヴェヴリ」をつくる名人ボシャゼさん=2014年12月14日、グルジア(井浦新さん撮影)
  • バクラティ大聖堂にて、迷彩服姿の軍隊の青年部の若者たちが祈りをささげていた=2014年12月14日、グルジア(井浦新さん撮影)
  • 俳優・クリエイター、京都国立博物館文化大使、井浦新(いうら・あらた)さん(本人提供)

 旅人は幸運とともにやってくる。出会いに感謝し、食事をして酒を酌み交わす。「ここで僕は、ひとつの祈りの形を知りました」。話が途絶えた瞬間、「それでは次は私が祈ります。今日の出会い、そして先祖と家族と仲間に感謝して、乾杯」。誰ともなく祈りの言葉をささげる。しばらくすると、別の人が祈りをささげる。

 「家族への、周囲の人々への、そして神への感謝の言葉を、私たちはなかなか口にしない。しかし私たちはつながりの中で生きていて、感謝が関係を育む。忙しさを言い訳にしてきた自分は、甘えていたのだと痛感しました」

 ≪伝統と誇り 守り続ける凛とした姿≫

 独立後もロシアとのあいだで摩擦を繰り返してきたジョージア。2008年8月、南オセチア紛争が勃発、自治州の領有権をめぐり、戦闘態勢に突入した。激戦地となったゴリを訪れた井浦さんは、ある青年に街を案内してもらった。国際法で禁止されたクラスター爆弾の傷跡が生々しい。説明する青年の頬に涙が伝った。

 南オセチアから逃れてきたジョージア人の難民キャンプがあると聞き、訪れた。故郷を追われて7年、立ち入りは許されていない。大人たちの話を聞くと切実で、「仕事をしたくても仕事がない。どうしたらいいんだ」と嘆く。井浦さんは、何もできない己のふがいなさに押し潰されそうになったという。

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