「リオで金メダルを取りたい。そのための課題は筋力アップだ」。2013年春、バレーボール女子日本代表がリオデジャネイロ五輪に向けて始動したとき、真鍋政義監督は、最初のスタッフミーティングでこう強調していました。
日本女子は前年のロンドン五輪で28年ぶりの表彰台となる銅メダルを獲得。真鍋監督が留任し、さらなる高みを目指しレベルアップが求められていました。私が勤務する明治が日本バレー協会のスポンサーをしていた縁から、代表チームの栄養サポートをすることになりました。私が担当になったのはロンドン五輪後で、最初は女子だけでしたが、昨年からは男女のフル代表に加え、各年代の代表チームについても栄養指導を通じ、強化のお手伝いをしています。
タンパク質摂取で成果
銅メダルを獲得したといっても、女子選手たちの栄養に対する意識はまだまだ低かったのが実情でした。シーズン前の講習会で体育館のホワイトボードに筋力アップにつながる食事メニューなどを書き出しても、「太るから、食べたくない」「プロテインは嫌い」と不満の声が上がりました。