びっくりしたのが、真鍋監督が「スナック禁止令」を出したときです。主将の木村沙織選手から「選手の総意」として「スナックの定義」の質問が出されました。定義は厳密にはありませんが、一般的にはイモや豆、トウモロコシなどを油で揚げて味付けしたお菓子というイメージです。
アスリートにお菓子が絶対に駄目だとは言い切れません。ただ、全体的に食が細い選手が間食を取ってしまうと、食事の時間になってもおなかが満たされていて、必要な食事を取ることができなくなります。まして、スナック菓子は大半が脂質で、アスリートにとっては邪魔なものでしかありません。脂質をたくさん取ったことで、筋力やエネルギーになるタンパク質や炭水化物が取れなくなれば、パフォーマンス低下へとつながってしまいます。
「100グラムのうち、脂質が10グラム以下のものならOKにしよう」。そんなやりとりからスタートしたことを覚えています。「スナックからグミや和菓子に変えてみては」。選手たちからすれば、特に新しく代表入りしたメンバーからすれば、「この人はいったい、なんだろう」と不思議で仕方なかったかもしれません。