同時多発テロがあったレストラン前に集まり、ろうそくに火をともす市民ら=2015年5月14日、フランス・首都パリ(ゲッティ=共同)【拡大】
爆薬には鋭利な金属片が詰められ、爆発によって周囲に飛び散る仕組みになっており、万が一観客席で爆発していた場合には100人以上の犠牲者が出ていた恐れがあった。
スタッド・ド・フランス以外では、容疑者らはパリ中心部の10区で9時25分にカンボジア料理店などを襲撃。隣接する11区では32分、36分にカフェの客らを殺傷、飲食店では40分ごろに自爆テロを起こした。バタクラン劇場内では40分に銃を乱射。コンサート聴衆を人質に取り、14日午前0時20分に警官隊に制圧された。
また、実行犯とは別のベルギー在住のフランス人が犯行に使われたとみられる車を提供したことが判明。ベルギーの検察当局は14日、ブリュッセル首都圏モレンベークの数カ所で家宅捜索を実施、3人を拘束した。モレンベークは移民出身者が多く暮らしており、拘束した3人のうち1人はテロのあった13日夜にパリにいた可能性がある。
「捜査は初期の段階」(モラン検事)で、実行犯の具体的な実像はまだつかめていない。(SANKEI EXPRESS)