フランスのオランド大統領は14日、テロの温床である過激主義に対し、団結して戦うと表明した。しかし仏極右政党、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首は「フランスはもはや安全な国ではない」と述べ、過激思想を喧伝(けんでん)する国を「絶滅させよう」と訴えた。
専門家らは「過激主義の浸透はフランス社会を分断した」としつつも「過激主義を完全に無くすことは不可能だし、問題の解決にはつながらない」と指摘する。
日曜日を迎えた15日のパリでは、エッフェル塔やルーブル美術館などの観光名所は軒並み休業。新たなテロを警戒して厳重な警備が敷かれた。
晴れた青い空に映えるエッフェル塔の切符販売所の電光掲示板には入場不可を意味する大きな「×」マークが表示されていた。武装警官や兵士らが警備する物々しい雰囲気の中、知らずに訪れた観光客は、がっかりした表情を見せた。華やかな街は悲しみに包まれたままだ。テロにおびえ、神経をとがらせるフランス国民。不安と苦悩の日が続く。(パリ 内藤泰朗/SANKEI EXPRESS)