一見スポーツジムのトレーニングマシンと思ってしまうリハビリ専門に開発された特別なマシンが並ぶ。東京都世田谷区にある介護付き有料老人ホーム「ウェルケアガーデン馬事公苑」のリハビリ室の光景だ。
入居者らはこれらのマシンを使い、老化や障害などによって低下した身体機能を回復させ、次々に成果を上げている。筋力強化が目的ではなく、全身の使っていない筋肉を少しずつ動かして、日常生活を楽にするのだという。
この施設によれば、介護の現場は、単なる「お世話型」から「自立支援介護」へ転換しつつある。できないことを手助けするのではなく、できることを増やして、自立を促す介護への意識改革が各地で進んでいるそうだ。
自立支援の柱は、水分の摂取、栄養のある食事、歩行など適度な運動、トイレでの排泄(はいせつ)の4つ。マシンによるリハビリは、その運動の質を高める効果が期待できる。