支払い時に、カードをレジの端末にかざし、食料品と識別されれば税率が軽減される仕組みが想定されるため、対象品目の線引きは不要になる。買い物時にどの商品が税率10%か軽減税率対象なのかの混乱がなくなる。事業者の負担を考慮してカードの読み取り装置を政府が無償で配布する案もある。
1000円の飲食料品を購入する際、消費税率10%なら、税込み1100円だが、カードで2%分の20円が引かれることで支払額は1080円になり、買い物時の負担が和らぐ。カードの限度額が4000円なら3980円に減り、0円になるまで使える。
失っても影響軽微
財務省は9月に、軽減税率の制度案として、増税分の一部を消費者に払い戻す「還付制度」を与党に提示。ただ、買い物のたびにマイナンバーカードをかざすことなどに批判が噴出し、10月に案を撤回していた。
今回、新たに浮上したプリペイドカードを使う方式では、個人情報が詰まったマイナンバーカードとは違って、紛失時などの影響も小さくて済む見通しだ。