ロシア機撃墜の真相はどうであれ、ロシアは、「トルコのエルドアン政権がロシアとの関係を袋小路に追いやるために、意識的に引き起こした」というストーリーで、外交ゲームを行うことを決めた。これに対して、トルコは、実に弱腰だ。<トルコのダウトオール首相は25日、与党の会合で演説し、ロシア軍機撃墜について「ロシアとの関係を損なう意図はない。ロシアは友人であり隣人だ」と述べた。エルドアン大統領も同日、「(事態を)エスカレートさせるつもりはない。トルコの安全を守っているだけだ」と強調した。/撃墜を受け、厳しい発言を重ねるロシアに対し、トルコは沈静化を急ぐ構えを明確に示した。/ダウトオール首相は、国境の防衛は国家の「権利」と指摘。その一方で「ロシアとは経済的、文化的に強い結び付きがある」と訴えた。/その上で、ロシア軍が過激派組織「イスラム国」を攻撃するとの名目で、トルコとつながりが深いトルクメン人のシリア反体制派を攻撃することは許容できないとの考えを示し、ロシアを牽制(けんせい)した。>(11月25日「産経ニュース」)