「3国連合に危機感」
エルドアン大統領が、事態をエスカレートさせるつもりはないという意思を表明しても、ロシアは事態を先鋭化させ、トルコを国際的に追い込むことを考えている。トルコのエルドアン政権は、米国を中心とする有志連合に加わり「イスラム国」(IS)に対する空爆にも参加しているが、本音ではISが掃討され、シリア国内のクルド人支配地域が強力になり、トルコ国内のクルド人との連携を強め、クルド人国家建設の動きが進むことを警戒している。さらにアサド政権に対するイランの影響力が強まり、中東地域の勢力再編がイランに有利な方向で行われることも警戒している。13日のパリにおける同時多発テロ事件後、フランスはロシアに接近し、シリア領内のIS支配地域に対する軍事行動で共同歩調を取る動きを示した。