サイトマップ RSS

「黄金列車」発見、注目集める古城 ポーランド・ワウブジフ (3/4ページ)

2015.12.6 11:00

海抜395メートルの森の中にそびえるクションシュ城=2015年9月2日、ポーランド・ワウブジフ(AP)

海抜395メートルの森の中にそびえるクションシュ城=2015年9月2日、ポーランド・ワウブジフ(AP)【拡大】

  • クションシュ城のサロン。主な調度品は、第二次世界大戦中にここに司令部を置いたナチスが持ち去ったため、残されていない=2015年10月16日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • 城の地下に張り巡らされたトンネル。ナチスが防空壕を兼ねて掘ったとみられ、「黄金列車」伝説との関連が注目されている=2015年9月2日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • ゆったりとした城内の中庭=2015年9月2日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • 併設されたアートギャラリーの一角にある第二次大戦中の強制収容所に関する資料コーナー=2015年10月16日、ポーランド・ワウブジフ(AP)
  • ポーランド・ワウブジフ

 しかし、「黄金列車」の一部始終が報じられると、世界中から好奇心旺盛な人々がワウブジフに集まるようになり、街一番の観光スポットであるクションシュ城は活況を呈した。

 クションシュ城が注目されているのは、第二次大戦中はこの城にナチスの司令部が置かれ、城の地下にもナチスが掘った1キロにも及ぶ地下トンネルや居室があるためでもある。明かされていない「黄金列車」の埋設場所は、大方の人が城周辺か城敷地内とみているのだ。

 冷戦後、観光の目玉に

 「シレジア(この地方の名称)の真珠」とも形容されるクションシュ城。ナチスを率いたアドルフ・ヒトラー(1889~1945年)は、全欧州制覇の野望を達成した後には、この城を居住地にするつもりだったとされる。戦後は一時、荒れ放題の状態だったが、1956年以降、地元ドルヌィ・シロンスク県の管理下で徐々に修復工事が行われるようになり、東西冷戦終結後の91年からはワウブジフ市が城を管轄し、観光資源として整備した。

ポーランドを代表する城

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ