男子73kg級決勝韓国人選手を下し、優勝した秋本啓之(ひろゆき、青)=2015年12月5日、東京都渋谷区の東京体育館(甘利慈撮影)【拡大】
柔道グランドスラム東京大会第2日は5日、東京体育館で男女計4階級が行われ、男子73キロ級は元世界王者の29歳、秋本啓之(ひろゆき、了徳寺学園職)が決勝で安昌林(韓国)に優勢勝ちし、2年連続3度目の優勝を飾った。昨年の世界王者でロンドン五輪銀メダルの中矢力(なかや・りき、ALSOK)は3回戦で敗退。
リオデジャネイロ五輪の代表争いで、崖っぷちに立たされていたベテラン秋本は、筑波大の後輩でもある21歳の安に先に仕掛けた。開始1分28秒。重心を低く体を反転させると、相手の懐へ潜り込んでの背負い投げで技ありを奪った。終盤は勝負に徹し、守勢に回って指導2枚を受けたがリードを死守した。
昨秋のアジア大会を制し、1年前のこの大会は、決勝で世界王者の大野将平(旭化成)を破って3年ぶりの優勝。代表争いを“三つどもえ”に持ち込んだ。しかし今年は勢いが止まり、夏の世界選手権決勝で戦ったライバル2人に差を広げられた。「自分はまだやれる。そう思える以上は走り続ける。与えられた試合で結果を残していく」と意気込む。