しかし、パレスチナ人によるイスラエルに対する「インティファーダ」(投石など、銃器や爆弾を用いない叛乱)が激化したために、オマーンは2000年にイスラエル貿易代表部を閉鎖した。カタールも2009年にパレスチナ自治政府が管轄するガザ地区の情勢悪化を理由にイスラエル貿易代表部を閉鎖した。
国際機関の施設に、当該機関が所在する国家が、外交関係を持っていない国家の代表部が設置されることは珍しくない。例えば、米国は北朝鮮、イランと外交関係を有していない。しかし、ニューヨークの国連本部には、国連加盟国である北朝鮮とイランの代表部がある。
しかし、イスラエルと外交関係を持っていない国家に、たとえ国際機関の施設内といえどもイスラエルが貿易代表部を設置するということは、従来の常識からすると考えられなかった。明らかにアラブ首長国連邦のイスラエルに対する姿勢が変化した。