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【佐藤優の地球を斬る】イスラエル・UAE関係変化の意味 (3/4ページ)

2015.12.26 09:00

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が入るマスダールシティ。ここにイスラエル代表部の事務所が設置される予定だ=2011年1月16日、アラブ首長国連邦・首都アブダビ(AP)

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が入るマスダールシティ。ここにイスラエル代表部の事務所が設置される予定だ=2011年1月16日、アラブ首長国連邦・首都アブダビ(AP)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 背景に「イスラム国」台頭

 その背景には、「イスラム国」(IS)の台頭によるスンニー派とシーア派の緊張激化がある。ISはスンニー派に属する。ISは、アッラー(神)が1つであることに対応して、地上では単一シャリーア(イスラム法)のみが適用される単一のカリフ帝国(イスラム帝国)による支配がなされるべきであると考える。ISは、それを実現するためにテロや暴力に訴えることを躊躇(ちゅうちょ)しない。さらに、ISは、シーア派を殲滅(せんめつ)することが、カリフ帝国を建設するために不可欠と考えている。その結果、シーア派(12イマーム派)国家であるイランとISは、不倶戴天(ふぐたいてん)の敵だ。

 このような状況で、米国が、これまで全面的に対立していたイランに接近している。米国とイランの接近をサウジアラビア、アラブ首長国連邦などは、イランによるアラビア半島への影響力が強化されることになると警戒している。同時に、宗教的教義に基づいてイスラエル国家の存在を認めないイランの中東における影響力拡大をイスラエルも望んでいない。

「敵の敵は味方である」という論理

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