2015年11月15日、トルコ・アンタルヤでロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)と会談する安倍晋三(しんぞう)首相。タイトな政治日程の中、北方領土問題を前進させられるか注目される(共同)【拡大】
第190通常国会が4日、召集される。会期は6月1日までの150日間。夏の参院選を控え、政府・与党は2016年度予算案など重要法案の成立に全力を挙げる。野党は消費税率10%への引き上げに伴う軽減税率などをめぐる「バラマキ」批判を展開する予定で、激しい論戦が繰り広げられそうだ。
召集日の4日は、衆参両院で安倍晋三首相による外交報告と、麻生太郎副総理兼財務相の財政演説を実施し、各党代表質問は衆院が6日、参院は7日に行う。
政府・与党は、景気対策など総額約3兆3000億円の15年度補正予算案を1月中旬までに成立させ、直ちに96兆7000億円規模の16年度予算案の年度内成立を目指す。
軽減税率の導入を含む税制改正関連法案も年度内に成立させたい考えで、予算案と同時進行で審議を進める。
後半国会は、大筋合意した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案の審議に焦点が移る。ただ、参院選を前に会期の大幅延長は困難で、5月末には主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)がある。窮屈な審議日程の中で、政府・与党は綱渡りの国会運営を迫られそうだ。