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オリジナルの魅力 限りなく追求 色ムラ、濃淡…高度な作業で再現 原画’展示シリーズ「青年マンガの世界」 (2/5ページ)

2016.1.4 17:30

平田弘史(1937年~)が1965年に『士魂物語14』(東京日の丸文庫)に発表した「落城の譜」(提供写真)。(C)平田弘史

平田弘史(1937年~)が1965年に『士魂物語14』(東京日の丸文庫)に発表した「落城の譜」(提供写真)。(C)平田弘史【拡大】

  • ながやす巧(1949年~)が2007年から連載している「壬生義士伝」。浅田次郎の同名小説が原作(提供写真)。(C)ながやす巧・浅田次郎
  • 「龍-RON-」と「JIN-仁-」などの作品でも知られている村上もとか(1951年~)が1989年から90年にかけて『週刊少年サンデー』に連載した「ヘヴィ」(提供写真)。(C)村上もとか
  • マンガ家で原画’(ダッシュ)プロジェクトの中心となっている竹宮惠子(1950年~)が描いた「イズァローン伝説」(1982~1987年、提供写真)。(C)竹宮惠子
  • 展示会場の様子。中には名刀「大和守安定」を再現した日本刀作品も特別に展示されている=2015年12月14日、京都市中京区(提供写真)

 修正一切加えず

 ただのコピーではなく、「原画′」という名前で区別するのには理由がある。傷や汚れを消し、場合によっては色も少し補正するのが一般的な複製原画の作り方だが、原画′はあくまでも現状の原画をそのままアーカイブすることが目的のため、修正は一切加えない。カラー原画の色ムラや、黄色く変色したビニールテープの貼り跡、編集者が青いペンで書いたページノンブルなど、一見意味のなさそうな情報が、実は時代背景や作家の仕事がよりよく理解できる貴重な資料であるからだ。こうしたコンセプトの下、現在まで21作家の原画700点をもとに、何度も調整を重ね、限りなくオリジナルの絵に近い原画′として制作してきている。これら原画′は、水や光に強いため長期間の展示が可能な上、破損・紛失の危険に対する負担が少ないという理由から、海外での展覧会にも貸し出しやすい。実際、これまでフランスのパリやハンガリーのブダペスト、オーストラリアやイギリスなどでも原画′の展覧会を開き、高い評価を得た。

世代異なる3作家

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