世代異なる3作家
今回の展覧会「青年マンガの世界」は、平田弘史・ながやす巧・村上もとか3人の原画′を中心に構成しており、本展監修者である竹宮惠子の作品も一部紹介している。写実的で迫力あふれる作風で、武士道を語る劇画を描き続け、国内外から高い評価を得ている平田弘史。「愛と誠」(原作:梶原一騎)、「壬生義士伝」(原作・浅田次郎)などの作品で見せてくれたように、緻密な描写と圧倒的な画力には定評があるながやす巧。そして「龍-RON-」と「JIN-仁-」などのヒット作で知られ、繊細さと力強さを併せ持つ作風で読者を魅了する村上もとか。世代も、個性もそれぞれ違う3人の作家の作品を通して、多角的な視点から青年マンガの魅力に迫る展覧会を目指した。原画′作品に加え、ながやすの作品「壬生義士伝」の主人公、吉村貫一郎が使ったという名刀「大和守安定」を再現した日本刀作品も特別に展示され、注目を集めている。