東京証券取引所で行われた大発会で、株価ボードの前に並んで記念撮影をする晴れ着姿の女性たち=2016年1月4日、東京都中央区(早坂洋祐撮影)【拡大】
欧米の主要株式市場に先立って16年最初の取引が始まった東京市場は、前年末の米国株式市場が下落した流れを受け継いで売り優勢で始まり、英調査会社が発表した中国の景況感を示す15年12月の製造業購買担当者指数(PMI)が11月比で悪化したことを受けて急落した。東証1部に上場する銘柄の8割以上が下落した。
一方、取引を全面停止した上海市場の代表的な指数である総合指数の終値は前年末の終値比6.86%安の3296.26となった。PMI悪化を受け幅広い銘柄で売り注文が相次いだ。
サーキットブレーカーは、上海と深●(=土へんに川、しんせん)の両証券取引所に上場する銘柄で構成する株価指数が、取引時間中に前営業日の終値比で一定の変動率に達した場合に発動される。
4日午後1時半(日本時間同2時半)ごろ、この指数が7%安に達し取引停止となった。