ここまで仕上げるのに、子供たちは放課後や週末を費やして練習を積み重ねたという。「好きこそ物の上手なれ」の良い見本という印象だ。機会があればぜひとも見ていただきたい舞台である。
石垣島で、オヤケアカハチの史跡巡りをするのも楽しい。石垣島南部の丘陵フルスト原(バル)遺跡は、オヤケアカハチの居住跡とされている。ブスマヤ(武士山)やブスヤシキ(武士屋敷)とも称され、城郭跡からは中国製陶磁器や八重山焼の破片が出土している。
また真乙姥(まいつば)御嶽は、長田大主の妹がオヤケアカハチの乱に協力したことで尚真王から神職を与えられ、没後に墓が祖先神をまつる御嶽(うたき)となったもの。旧暦の6月には豊年祭の豊穣(ほうじょう)祈願や奉納行事が行われる。
独自の文化を持つ島が連なる八重山諸島に伝わる文化は、複合的で奥が深い。一つ一つをひもとくのも、ゆったりした石垣島を楽しむ醍醐(だいご)味といえる。(写真・文:フリーカメラマン 永山真治/SANKEI EXPRESS)