式典でイランのハサン・ロウハニ大統領(左)と握手する中国の習近平国家主席=2016年1月23日、イラン・首都テヘラン(AP)【拡大】
「黒幕にならない」
「中国は(特定の勢力や国の)黒幕にならない」「国際社会は中東各国の意思と役割を尊重すべきだ」
カイロのアラブ連盟本部で21日演説した習氏は、複雑に絡み合う中東の政治的対立から距離を置く方針を強調。同時に現代版のシルクロード経済圏構想「一帯一路」への参加を呼び掛け、「中東を揺るぎなく支援し続ける」と訴えた。
「実に気持ちのいい言葉だ」。アラブ人外交官は感想を率直に語った。経済・軍事支援の条件として、民主化や人権状況の改善を求める欧米の干渉に、中東各国は慣れきっていたからだ。
中国はアフリカなどの独裁政権に対しても「内政不干渉」を掲げ、経済・エネルギー分野の関係を強化してきた実績がある。原油の約5割を依存する中東も重要なターゲットと位置付けてきた。