式典でイランのハサン・ロウハニ大統領(左)と握手する中国の習近平国家主席=2016年1月23日、イラン・首都テヘラン(AP)【拡大】
6兆円超の支援
中東を抱き込むもう一つの柱は、世界第2位の経済力だ。中東各国への計200億ドル(約2兆4000億円)の融資。カタールなどとの200億ドル規模の投資基金設立。エジプトの電力分野などへの150億ドルの投資。イランでは高速鉄道の整備を約束した。
重複分もあるとみられるが、習氏が今回表明した支援額を単純に合計すれば6兆円以上になる。日本が1979年から2007年までに中国に拠出した円借款の総額、約3兆3000億円をはるかに上回る桁外れの規模だ。
「ものすごい額」と驚きを隠さない日本人外交官は「数字の詳細には謎が多く、融資の金利など条件も不明」と指摘した上で「好条件の融資なら、中国は(中東支援へ)大きくかじを切ったことになる」と語った。