衆院本会議で険しい表情を見せる甘利明(あまり・あきら)経済再生相(奥中央)。手前は答弁する安倍晋三(しんぞう)首相=2016年1月26日午後(共同)【拡大】
「逃げる首相」印象付け
「国民へのまともな説明は一切ない。首相にも重大な説明責任がある。逃げずに、その責任を果たさなければならない」
衆院本会議場の演壇に立った岡田氏は、質問を首相の責任に絞り込み、語気を強めた。首相答弁の感想を記者団に問われると「ノーアンサーだった。責任を全部甘利氏に放り投げた」と憤った。「憲法違反」とする安全保障関連法や、昨年の臨時国会見送りも含め「国民への説明から逃げる首相」の文脈に入れ込む意向だ。
とはいえ、首相らを問い詰めることができる衆院予算委員会が迫る中、野党側は追及材料が不足している。民主党の特命チームは、甘利氏の秘書が接触したとされる関係省庁の聞き取りや現地調査に着手した。「甘利氏が違法性を否定し、秘書に責任を押し付けても突き崩せる材料が欲しい」(幹部)と奔走する。
週刊文春で報じられた関係者の国会への参考人招致案も浮上する。招致決定は全会一致との慣例が立ちはだかるため、世論の後押しを得て、与党の反対を封じる作戦を練る。「政府側は国民の疑問に答えないのか」(民主党特命チームの山井和則氏)と訴え、攻め手を緩めない構えだ。(SANKEI EXPRESS)