響く女性の心情
「前は“人を感動させたい”と思ってバラードを歌っていて、メジャーデビューもしたかったんです。でも、今はほんとうに“自分のためだけ”に歌っていますね。気が弱くて、“なんであんなことしか言えなかったんだろう、もっとこう言いたかった”とか、一日にあったことをノートに書いて、それがリリックになっていく。ただ、いろんな仕事をした中で、たくさんのすてきな女性が周りにいたことが私の支えだったので、曲は最初は悲しい気持ちや悩みから始まるんですけど、最後は“いつかあの人みたいに考えられたら、今日の出来事は良くなったかな”とか、すてきな女性像ができているんです」
なので、「歌っていると、夢がかないそうな歌になっている」という。仕事や人生、恋愛に悩む女性の心情を歌った曲は、日記を読んでいるように心に響くし、何より10年以上の社会人経験を通した言葉が真摯(しんし)に伝わってくる。そして、メジャーデビューしたいと思わずに活動していたときに、かつての夢がかなうことになった。