「『白鳥の湖』の一番の難しさは、バレリーナが白鳥となり、白鳥のムーブメントを作り出していくという部分です。表現するうえで大事なことは、技術を超えた部分で、女優としてどれだけ白鳥と黒鳥になりきることができるかに尽きます。何事もチャレンジが好きな私だからこそ、あえて復帰作で『白鳥の湖』を選んだのです」
働く母に勇気づけられ
幼稚園児の頃からバレリーナを志し、懸命に努力を続けてきたが、一方で「いずれは結婚しママになりたい」という思いもずっと胸に秘めていた。
「バレリーナになってからは、『いつママになりたくなるのか?』とか、『そもそも私がママになれるのか?』と、考えたこともしばしばありました。でも、実際にはそんな思いを一気に飛び越えて妊娠。想像すらしていませんでした」
トップランナーとして活躍するさなかの妊娠を西野はこう振り返ったが、「極めて自然な形で子供を授かったわけですし、私にとってベストのタイミングでのことだったのでしょう。今では本当によかったと思っています」とホッとした表情をみせた。