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【佐藤優の地球を斬る】ウクライナ問題で露を利したキリル総主教 (3/4ページ)

2016.2.20 09:00

共同宣言に署名後、抱き合うローマ法王、フランシスコ(左)とロシア正教会のキリル総主教=2016年2月12日、キューバ・首都ハバナ(AP)

共同宣言に署名後、抱き合うローマ法王、フランシスコ(左)とロシア正教会のキリル総主教=2016年2月12日、キューバ・首都ハバナ(AP)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 帰一教会(ユニエイト教会)とは、下級司祭が妻帯する、イコン(聖画像)を崇敬するなどの習慣や儀式は正教会とほぼ同じだが、ローマ教皇の首位権と「聖霊は『子からも』(フィリオクエ)発出する」という教義解釈を認める特殊なカトリック教会だ。この帰一教会が、ウクライナにおける反露ナショナリズムと結びついている。ソ連崩壊の過程で、帰一教会がウクライナ独立運動の前衛的役割を担った。帰一教会は、ウクライナのポロシェンコ政権において、与党的な地位にいて、反露運動の中心になっている。表には出していないが、ハバナでの会談でウクライナの帰一教会をめぐる問題について、フランシスコ教皇とキリル総主教の間で何らかの妥協ががなされたと筆者は見ている。帰一教会に対する支援をバチカンが抑制すれば、ロシア・ウクライナ間の紛争沈静化に影響を与えることになる。そして、ロシアとバチカンによる対イスラム過激派統一戦線の形成につながる。

バチカンの支援に楔

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