野球教室で子供たちにアドバイスをする上原浩治投手=2016年1月17日、岩手県滝沢市(共同)【拡大】
自らが歩んできた道のりは、いつも包み隠すことなく話すことにしている。
1月17日。渡米前のシーズンオフの時間を使って、今年も被災地へ足を運んだ。岩手県滝沢市の岩手産業文化センターで行われた野球教室。4回目となる「恩返し夢教室」に、今年は小学生ら約300人が参加してくれた。最年少は幼稚園児。キャッチボールがうまくて驚かされた。
恒例のトークショー。自らのこれまでをインタビュー形式で明かした。高校時代はレギュラーにすらなれず、浪人して体育教師になるために朝から晩まで勉強して大学を目指したこと。予備校に通いつつ、授業料などで親への負担を少しでも減らそうとアルバイトをしていたことなどだ。
プロレス会場での警備員や引っ越し、近所のスーパーでアルバイトをしたことなど…。値札を貼っているときに、近所のおばちゃんが買い物に来たら、50円引きのシールをあげたりしていた。
大阪体育大に進学。初めて大学の日本代表に呼ばれたら、周囲は名門大学の選手ばかりだった。「こいつらには絶対に負けない」という世に言われる“雑草魂”で立ち向かったことも話した。