野球教室で子供たちにアドバイスをする上原浩治投手=2016年1月17日、岩手県滝沢市(共同)【拡大】
笑顔になってほしい
野球と同じで、こうした活動も継続が大事だと思っている。震災からの復興にアスリートができることは限られている。私自身は「現場に来てなんぼ」だと思っている。震災直後はもっと多くの人たちが被災地へ足を運んだはずだ。
5年がたってどうか。私自身は年に一度しか来られないけれど、活動は続けていってこそ、意味のあるものになっていくと思っている。
子供たちが、わずかな時間だけでも笑顔になってくれたらいい。それだけで十分なのだ。
今回も、震災で親を亡くした子が来てくれていると聞いた。子供たちは「ありがとう」と言ってくれたが、むしろ、私自身が感謝したいくらいだ。私がプロ入りしたときには、まだ生まれていない世代の子供たちだ。地元球団の楽天の選手の方がいいのかな、僕でいいのかなという思いもある。でも、メジャーでさらに活躍することで、「あのときの人だ」と思い出してくれたらいいと思っている。