「今までWWE(米プロレス団体)を見たことがない人も多いと思いますが、自分と同じようにその初めてを楽しんでほしい」と語る中邑真輔(なかむら・しんすけ)選手=2016年2月22日、東京都港区六本木(高橋天地撮影)【拡大】
とはいえ、新たな戦いの場は世界各国から個性的で自己プロデュースにたけた一流レスラーたちが集うWWEマット。天才・中邑といえども、その頂点を極め、地位を維持することはなかなか容易ではないだろう。鳴り物入りでデビューしても、まさに世界レベルの個性派集団の中で埋没してしまい、ブレークするチャンスすら与えられずに団体を後にする実力者はごまんといる。WWEマットで成功するには、ただ一流選手であるだけではこと足らず、「超」一流選手とならなければ生きていけない弱肉強食の世界なのだ。
そこで記者は「やっていける自信がある」という中邑に対し、一流と超一流を分かつ差とは何かを問うてみた。中邑は「おっと、すごい質問が飛んできましたよ…」と不敵な笑みを浮かべた後、少し間を置いて「選手にオリジナリティーと説得力があるかどうかだと思う。特にプロレスにおいてはですね」と明確に答えた。