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首相トップダウンで「世界経済分析会議」創設 「判断に直結」 増税先送り論拡大も (3/4ページ)

2016.3.2 08:30

記者の質問に答える安倍晋三(しんぞう)首相=2016年3月1日午後、国会(斎藤良雄撮影)

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 サミット見据える

 「新たな局面に入った世界経済の動向を注視しなければならない」

 首相は1日夜、記者団にこう強調した。会議設置は、首相のトップダウンで決まった。官邸筋は「中国経済の減速や円高がどうして起こっているのか、首相は直接、専門家に聞きたいという意向を持っていた」と話す。

 与党内では今夏の参院選を見据え「地方経済のカンフル剤が必要だ」(自民党幹部)との声が強い。与党筋は、今回の会議での議論を踏まえて「2016年度補正予算を編成すると公約し、参院選に突入することは可能だ」と期待する。

 国内の経済指標は、雇用は堅調だが、設備投資は一進一退で輸出も力強さを欠き「景気の牽引(けんいん)役が不在」(民間アナリスト)という状況だ。

 先週末のG20では、各国が「機動的な財政政策」に取り組むことを確認。特に景気停滞が目立つ日本は、5月の伊勢志摩サミットに向け、対策を打ち出す必要に迫られている。16年度予算の3月末までの成立が確実になったタイミングで、官邸が一気に動き始めた。

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