式年遷宮に込められた意味 “温故知新”の文化の特性 (4/6ページ)

2013.10.20 06:45

  • 平成21年7月、報道陣に公開された内宮のシンボル、宇治橋の架替工事のもよう。橋脚などの骨格がほぼ完成し、敷板を張る作業が進んでいた


絹の覆いに囲まれたご神体を見守る特別奉拝者たち=10月5日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮外宮(代表撮影)

絹の覆いに囲まれたご神体を見守る特別奉拝者たち=10月5日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮外宮(代表撮影)【拡大】

 人間の暮らし丸ごと後世に

 伊勢神宮は、他にも古式を千三百年来伝承しており、神様に備える供物を今も自給自足で賄っているそうです。米や野菜は当然としても、塩や海産物まで自前で生産・収穫しているのです。伊勢神宮御用の浜もあって、そこでアワビやタイを漁しているそうです。アワビの干物も天日干しで、こうした生産加工活動は、神宮の神官たちが携わり、まさに「人間の暮らし方」を、そのまま後世へ伝えてゆくことを重視してきたことが伺えます。

 特に「塩」は、海水を塩田に引いてきて天日に当てて乾燥させるという古代からの製塩法であることから、ニガリ(塩化マグネシウム)などの豊富なミネラルが含まれており、料理に使うと味に深みや広がりがでて、真に美味だと言われています。なんでも京料理の老舗が、伝統の味を確保するため、この種の塩を使用しており、今やフランスの有名レストランシェフを含む世界の料理人たちからも、注目の的になっているようです(ちなみに、塩の専売制度時代にあっても、伊勢神宮だけは特例として天然塩の製造が認められていたのだそうです)。

多種多様なブランドものが売られるようになってきましたが…

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