絹の覆いに囲まれたご神体を見守る特別奉拝者たち=10月5日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮外宮(代表撮影)【拡大】
いずれにせよ、伊勢神宮は日本文化の源泉であるともいえそうですし、そうした文化が現代でも生きていることに、驚きと畏敬の念を覚えます。稲作・漁労文化から、暮らしの知恵、建築工匠、祭儀の伝統に至るまで、何と崇高で独創的な継承文化でありましょうか。当に世界遺産の一つとしても異彩を放ち続けてきた回帰現象であると断言できそうです。(上田和男)
上田和男(こうだ・かずお) 昭和14年、兵庫県淡路島生まれ。37年、慶応大経済学部卒業後、住友金属工業(鋼管部門)に入社。米シラキュース経営大学院(MBA)に留学後、45年に大手電子部品メーカー、TDKに転職。米国支社総支配人としてカセット世界一達成に貢献し、57年、同社の米ウォールストリート上場を支援した。その後、ジョンソン常務などを経て、平成8年カナダへ亘り、住宅製造販売会社の社長を勤め、25年7月に引退、帰国。現在、コンサルティング会社、EKKの特別顧問。