レクサスの「NX300h」(FSPORT)【拡大】
燃費性能はそれほどでもない?
「NX 300h」はハイブリッド車だけあって、ターボ車の「NX 200t」よりも燃費性能は高い。カタログスペックでもその差は示されており、JC08モード走行で燃料消費率19.8km/Lとある。ドライブモードを道路状況に応じて切り替えるなど、いろいろ試したが、自分の運転では理論値のようなパフォーマンスを発揮できなかった。だが、レクサスのようなプレミアムブランドのオーナーであれば燃費はそれほど気にかけるポイントではないはず。燃費性能はエコカーや軽自動車の得意分野と割り切ればいいだろう。
今後の展開に期待
実際に乗ってわかったことは、「NX 300h」は、レクサスらしさが沢山詰まったプレミアム感のあるコンパクトSUVであるということ。ちなみに、今回の試乗車は車両本体とオプション装備の税込みで667万円だった。価格やコンセプトを考えると、「BMW X3」や「アウディ Q3」などが競合車といえそうだ。購入コストを抑えるならば、同じトヨタの「ハリアー」も選択肢に入りそう。初代にして完成度が高い車両だけに、今後の展開が楽しみである。