もうひとつの例はオルトプラス。この銘柄は上場14営業日目に売りサインが出現した。チャートは「もっと下がる」という哀しい顔をしていたのだ。しかし、その5営業日後には窓を空けて上昇。窓を空けて上昇するということは、軸が上向きの可能性が高いということ。急に「楽しい顔」に変化したのだ。だから、この時点で下方向にファンダメンタルズの壁(割安の壁)が存在していることを意識しなければならない。そして極めつけなのがその後の上昇で、上場直後の出来高増加で出現したテクニカルの壁を容易に突破したことである。ここで「軸は完全に上向きである」と断言できるのだ。そしてその後の急騰へとつながった。
このようにIPO銘柄といえども、しょせん、投資家心理を反映した株価の集合体である。何かしらのヒントは隠されており、上場日数が少なくてもそれなりの判断はできるということだ。
今回は主に買い時に関して説明したが、基本的な考え方は売り時も変わらない。軸が下向きに変化したタイミングを見計らって売ればいいのであり、やや事後的にはなってしまうが、それほど悪い結果にはならないはずだ。 チャートの表情(喜怒哀楽)を見て、売買を判断する--これは不変の法則なのである。(ネットマネー)