とはいえ、株価の下落には限りがあるもの。セカンダリー投資のタイミングは必ずあるはずだ。
「銘柄によっても異なりますが、上場後1カ月程度経過すれば過熱感は解消しているはずです。そこからは通常の株式投資同様に業績などを判断し、投資するのがいいでしょう。ただ、上場後間もないということもあり、テクニカル分析などはあまり頼りにしないほうがいいかもしれません」(小川さん)
最近のIPO銘近柄は、すぐに指定替えするスピード出世企業が多い
もっとも、小川氏のオススメのセカンダリー投資は、東証1部などへの指定替えに先回りするというものだ。
「最近では、リブセンスやエイチームといった銘柄を筆頭に、新興市場に上場した銘柄が1年以内に東証1部市場へ指定替えとなるケースが多く見受けられます。ですから、東証1部の指定基準を満たすとみられる銘柄を先回り買いしてはどうでしょうか」
表が、時価総額40億円以上、最近2年間の経常利益の合計が5億円以上といった東証1部の基準を満たしている銘柄群だ。
当然、指定替えが発表されれば株価は上昇へ向かうはず。さらに指定替えした暁には、TOPIX(東証株価指数)などに連動する投信などの買いが期待できるというわけだ。「現時点で、最もその可能性を秘めている銘柄といえば、東証マザーズに上場しているアニコムホールディングスやコロプラではないでしょうか。また、今後IPOする銘柄の中にも、そんなお宝銘柄があるかもしれません」と小川さん。
気になる投資家は、最近のIPO銘柄をいま一度洗い直してみてはどうだろうか。