2011年10月、映画「1911」の宣伝で来日したジャッキー・チェン(中)が日本語吹き替え版の声優を務めた江角マキコ(右)と中川翔子(左)とイベントに登場。会場を沸かせたが、当人はいろいろと悩みが尽きぬようで…【拡大】
しかし、終盤のやりとりに彼の真の苦悩が見て取れました。
「既に100本以上の作品を作りました。最も好きな作品は?」
「多分『ラッシュアワー』だろうね。多くの人が楽しんで観てくれて、製作費もたくさん使った。しかしあれは僕が作りたかった作品ではなかった。そして僕は自分が作りたい作品がまだ見つからないんだ。米国では僕にアクションものばかりを求めるけど、なぜ僕が『ベスト・キッド』や『タキシード』(2002年)に出演したと思う?。観客に、僕は単なるアクションスターではなく、俳優であると知ってほしかったからなんだ。なぜなら、アクションスターの寿命は短いからね」
「あなたはかつて、アジアのロバート・デ・ニーロになりたいと言っていましたね」
「デ・ニーロやダスティン・ホフマンは、どんな役柄でもこなす。あんな風になりたいよ」
日本のメディアでは、お笑い芸人から政治家まで、ダラダラ長いだけの提灯(ちょうちん)ゴマすりインタビューしかお目にかかりませんが、さすがハリウッドのお膝元のロサンゼルス・タイムズ。世界的スターにも全く容赦なく、居合抜きで相手をぶった切るような切れ味鋭いインタビューで楽しませてくれます。