特に秘密保護法は、軍事、外交、テロ、スパイ関連の知的情報など、国境を越える領域での機密保護という国際的価値に関わる複数の価値間のバランスを図りつつ、最善・最適解を求めることを可能にしました。情報力といえば、「知る、知らせる、知らせない、取る、与える、漏らさない」など奥が深いだけに、双方向のインテリジェンスパワーを持つことは国際戦略上、必要不可欠で最重要な案件と考えます。
冷戦時代は、日米安保が米国の並外れたパワーの下、わが国を取り巻く安全保障環境保持のための抑止力としても最大限発揮されてきましたが、ここへきて米国の脆弱化を待っていたかのような中露パワーの強化や北朝鮮と韓国の夜郎自大ぶりが目立ってきて、日本の国防や領土・領海・領空が大いなる危険にさらされようとしています。
経済競争でも、全く同じような危険領域に入っていることを痛感いたします。流行り言葉じゃないですが、「やられたら“倍返しする”」体制を整えるには今しかありません。この時期の先の2法案成立は、辛うじて間に合ったといえましょう。