2014年度の一般家庭の負担額は13年度比105円増の月225円だが、先行導入したドイツでは約2400円に達している。経産省幹部は「高コストの再エネ導入が過度に進めば、日本経済の足かせになりかねない」と警戒し、コストにも目配りしたエネルギー政策の推進が欠かせないと強調する。
エネルギー基本計画をめぐる主な経緯
2010年6月 民主党政権が2030年まで原発14基以上の新増設を盛り込んだエネルギー基本計画を閣議決定
11年3月 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生
10月 経産省の有識者会議で基本計画の見直し議論スタート
12年9月 30年代に「原発ゼロ」を目指す革新的エネルギー・環境戦略を決定
12月 政権交代で安倍晋三政権発足。「原発ゼロ」の見直し表明
13年3月 政権交代を受け経産省の有識者会議が基本計画の見直し議論再開
6月 原発再稼働方針を明記した成長戦略「日本再興戦略」を閣議決定
12月 経産省の有識者会議が基本計画案を了承
14年1月24日 茂木敏充経産相が計画案の修正意向を表明
2月 9日 東京都知事選で与党が支援した舛添要一元厚生労働相が当選
2月25日 原子力関係閣僚会議で基本計画の政府案を決定
4月 3日 自民、公明両党が基本計画の政府案を了承することで合意
4月11日 政府が基本計画を閣議決定