報道陣の前での謝罪に追い込まれた大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長【拡大】
聯合ニュースが伝えた財閥ドットコムの調査(今年7月末現在データ)によると、韓国で資産が1兆ウォン(約1075億円)を超える資産家は35人。このうち自力で会社を設立し富を築き上げた資産家は賃貸住宅やゲーム、インターネット事業などで成功した10人にすぎない。
資産家上位400人のうち、女性は全体の6・8%にあたる27人いたが、すべてが財閥出身か財産相続者だったという。
こうした韓国社会にある苛烈な競争と格差への不満が溜まっている中で起きたのが、財閥3世である大韓航空機の趙顕娥前副社長によるパワハラ行為だったのだ。
創業者、2世の苦労も水の泡…
大韓航空の趙顕娥前副社長が乗務員に、ファーストクラスでのナッツの渡し方がおかしいと憤慨し、サービス責任者を降ろさせて運航を遅らせたことは世界でニュースとなり、韓国財閥の同族経営のリスクも浮き彫りにしている。この問題は、単なる不祥事にとどまらず、良くも悪くも財閥に支えられた韓国経済の実態をあらわにしている。