軽減税率の与党協議に臨む(左から)公明党の斉藤税調会長、自民党の宮沢税調会長ら=11日午前、国会【拡大】
政府・与党は、消費税増税時に導入する軽減税率の経理方式について、導入時は、中小事業者の事務負担が小さくて済む「みなし課税」を選択できる方向で調整している。みなし課税のポイントをまとめた。
Q みなし課税とは
A 売り上げに占める軽減税率の対象品目を一定割合と見なして納税する仕組み。軽減税率を導入すると、通常の10%の消費税率と8%の軽減税率が交じるが、いちいち税額を分けて計算する必要がなく、売り上げから税額を簡単に計算できる利点がある。
Q 与党ではどんな案が検討されているのか?
A 自社の売り上げに占める軽減対象品目の商品割合を短期間記録し、そのデータに基づいて、年間の消費税の納税額を計算する案などが浮上している。
Q 税金の算出を事業者に任せると、ズルをして税金を納めないケースが続出するのではないか?
A 消費者が払った税金が事業者の手元に残ることを「益税」というが、みなし課税だと、確かに益税が膨らむ恐れがある。ただ、先ほどの案で検討されるように、実際の売り上げデータを生かすことで納税額を実態に近づけ益税を少なくできる可能性もある。