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【フェラーリ・カリフォルニアT(3)】F1関連施設、トップ級の風洞実験

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【フェラーリ・カリフォルニアT(3)】F1関連施設、トップ級の風洞実験

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フェラーリのオフィシャルミュージアム「ムゼオ・フェラーリ」。さまざまなテーマのエキシビジョンを開催している  レースと一体の車作りを目指してきたフェラーリにおいては、F1に関する施設も注目される。レーシング部門の拠点である「ジュスティオーネ・スポルティーヴァ」では、F1マシンを専門に担当する、先進のテクノロジーを誇る製作エリアが置かれている。ファクトリーの近くには、全長2976.41メートルのクローズド・サーキット「フィオラーノ・サーキット」が設けられており、F1マシンやGTカーなどのテストに使用されている。

 ◆サーキット場を完璧に再現

 「F1風洞実験施設(ガレリア・デル・ヴェント)」は、1997年に“フォーミュラ・ウォモ”プログラムの一環として建てられた。巨大なチューブ状にデザインされた個性的な建物は、イタリアで最も著名な建築家の一人であるレンツォ・ピアノ氏が手掛けたもの。ファクトリーゲートを入ると間もなく現れるその存在感は、敷地内でも際立っている。この施設の送風装置は、あらゆる種類の風を自由自在に作り出すとともに温度も0.5度まで調整できるよう設計されているという。乱気流や、空力特性面からスタイリングを分析するための空気の流れを発生させるなど、世界トップレベルの空力データ分析が可能であるばかりでなく、強度や圧力を計測するシステムも装備。実験室にはローリング・ロードも用意され、送風装置とともにサーキットでの状況を完璧にシミュレートすることも可能としている。

 ◆年30万人集客のミュージアム

 ファクトリーとフィオラーノ・サーキットに隣接する場所に、オフィシャル・フェラーリ・ミュージアムがある。

 モータースポーツをテーマとしたホールは、米国カリフォルニア州・モントレーの「ラグナ・セカ・サーキット」を再現。15メートル近くの高低差を下るS字の名物ポイント“コークスクリュー”をイメージしたコーナーには、米国のレジェンド・ドライバーとして知られるマリオ・アンドレッティの「312」など、過去の希少なF1マシンが展示されている。

 このホールを後にすると、多くのオスカーを受賞したイタリア俳優とともに、映画に登場したフェラーリが展示されているコーナー。そして、その先は、ロサンゼルスへと続く。ロデオドライブとビバリーヒルズをイメージした空間では、50年代から最新の「フェラーリ・カリフォルニア T」まで、歴代のカリフォルニア・モデルが並び、60年間の変遷を紹介。周囲には、アメリカンテイストが際立つクラシックカー「250カリフォルニア・スパイダー」や全世界で80台の限定モデル「SA アペルタ」も展示され、フェラーリの歴史を間近に感じ取ることができる。

 また、館内には、F1イタリアGPが行われる「モンツァ・サーキット」が細部に至るまで再現された、リアルなF1シミュレーターが用意されている。サーキットの感覚、コース表面の状態、カーブなどに対する車両のリアルな挙動を誰でも体感することができる人気施設だ。他にも、フェラーリの歴史におけるさまざまなテーマでの展示や、ガイド付きのファクトリーツアーなど見どころも多く、2013年は年間32万人を集客。世界中からモータースポーツファンが訪れる。

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