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食欲増進や健胃作用、リラックス効果 ひき肉とバジル炒め弁当
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ハーブの中でも日本でもおなじみのバジル。シソ科なので、日本のシソに似た香りのため親しみやすいかもしれません。小さなプランターでも育てられるので、家庭で栽培している人も多いでしょう。年間出回っていますが、旬は夏。緑黄色野菜に分類され、カロテンが豊富な上、カリウムやカルシウム、鉄も期待できます。
彩りや風味づけに少々使うだけではこれらの栄養素はたいして補えませんが、イタリア料理のジェノベーゼソース(作りやすい分量 バジルの葉80グラム、松の実 大さじ2強、にんにく 小2かけ、オリーブ油 1/2~3/4カップ、塩 小さじ1/3をフードプロセッサーでペースト状にしたもの)なら、バジルをたっぷり食べられます。
スパゲティをゆでて、そのゆで汁でソースをのばし、すりおろしたパルメザンチーズと合わせたソースでスパゲティをあえるパスタ料理、ゆでたじゃがいもとぶつ切りのタコやエビをあえたサラダ、焼いた肉や魚、オムレツなどにソースとしてかけるなどアレンジを楽しめます。密閉容器に入れて冷蔵庫なら2週間ほど保存できます。冷凍保存袋に平らにして入れ、板状に凍らせておけば、使いたい分だけ折って取り出せるので、そうしておいてもよいでしょう。
今回の弁当レシピは、バジルをたくさん使うわけではありませんが、バジルの風味と唐辛子の辛味を利かせてエスニック風に。バジルの香りには食欲増進や健胃作用、リラックス効果などもあるので、気分がのらないような日の弁当にいかがでしょう。ひき肉とバジル炒めは多めに作って冷凍しておけるので、作り置きもおすすめです。(文:管理栄養士 田中幸美/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
※318kcal、塩分2.6グラム(1人分)
鶏ひき肉 100グラム
グリーンアスパラガス 1本(小口切り)
しいたけ 1枚(粗みじん切り)
パプリカ 1/4個(1センチ角に切る)
しょうがのみじん切り 少々
サラダ油 大さじ1
赤唐辛子の小口切り 少々
酒 大さじ1/2
A(砂糖 小さじ1/2、しょうゆ 小さじ2、オイスターソース 小さじ1)
塩 少々
バジルの葉 5~6枚
〔1〕フライパンに油、しょうが、唐辛子を入れ、サッと炒める。ひき肉を加えて炒めて、色が変わったらアスパラ、しいたけ、パプリカ、酒を加えてさらに炒める。
〔2〕油がまわったらAを加えて、サッと炒めて塩で味を調える。バジルをちぎって加え、手早く混ぜて火を止める。
☆鶏ひき肉は豚ひき肉でもOK。
☆アスパラはいんげん、ししとうでもよい。
※12kcal、塩分0.3グラム(1人分)
チンゲン菜 1/2株
塩、ごま油 少々
耐熱ボウルにチンゲン菜を入れ、塩をふってラップをしてレンジで1分加熱する。出た水分をよくきって、ごま油をなじませる。
☆チンゲン菜は小松菜でもよい。
※252kcal、塩分0グラム(1人分)
≪パイナップルのミントマリネ≫
※92kcal、塩分0グラム(1人分)
パイナップル 100グラム
はちみつ 小さじ2
ミント 少々
材料を全て合わせてなじませる。
☆冷凍して保冷剤代わりにしてもよい。