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神棚の移動 私の願い 平松昭子

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神棚の移動 私の願い 平松昭子

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神棚の移動_私の願い(平松昭子さん提供)。http://kimonosnack.blogspot.com  【和のスタイル】

 自宅の神棚の位置を変えました。今まではリビングのシステム収納家具の一番上の真ん中の扉をはずして、そこを神棚にしていました。先日、その家具を床から天井まで全面鏡張りに作り替えたとき、予算オーバーで神棚用のサイズの扉を作れず、神様には申し訳なかったのですが場所を移動してもらいました。

 新しい場所では画鋲をお札の上下の壁に差し、画鋲の丸い部分でお札の紙を挟むようにして固定しました。神棚の真ん中のお札は氏神様を祭るというルールがありますが、私はいつも愛知県の実家の近所の豊川稲荷のお札を真ん中にしています。豊川稲荷は商売繁盛の神様で有名ですので、毎年多くの有名人が訪れるそうです。

 よく、「平松さんは商人だよね」と言われます。確かにその通りです。イラストや漫画を描いたり、エッセーを寄稿したり、ブロガーのお仕事もして、日舞の教室も開き、いろんな仕事がとても楽しいです。根は毎日ごろごろしていたい面倒くさがりなんですが、それでは生きていけませんのでご飯を食べるためにお金を稼ごう、仕事は好きなことをしよう、という思考回路で働いています。好きなことが仕事ですので、商売が繁盛すると好きな時間がどんどん増えます。もちろん辛いこともありますが、好きなことのための我慢のストレスは仕事の達成感と一緒に忘れることができるのです。ですから、まず最初に「家族の健康」なんて言ってしまうと嘘っぽくなってしまうので、私の一番の願いは「商売繁盛!」なのです。

 豊川稲荷のお札の両端には近所の北澤八幡様の絵馬を2枚、シンメトリーに飾っています。この絵馬は私の絵が絵馬になっているんですよ。何でも願いがかなう欲張りな絵馬です。今年も毎年恒例の奉納舞を八幡様の能舞台で舞わせていただきます。舞台の前には、絵馬を購入して願いを書いて納めます。いろんな方の同じ絵馬がそれぞれの願いを背負って寄り添いながらぎっしり納められていているのを眺めていると、自然とすてきな気持ちになれます。皆さまの願いが全部叶いますようにと、普段は自分のことが第一優先なのに、なんだかとっても不思議ですよね。(イラストレーター 平松昭子/SANKEI EXPRESS

 ■ひらまつ・あきこ 1970年、愛知県生まれ。広告プロダクション退社後、フリーのイラストレーターに。ファニーでエレガントなイラストで人気を集め、現在は「GLOW」でコミックエッセーを連載中。「kate spade new york」日本公式ブロガー。水墨画や日舞をたしなみ、着物を愛好する。著書に「お洒落きものイズム」(グラフィック社)など。LINEのスタンプ「ラヴ&ゴージャス」が発売中。kimonosnack.blogspot.com

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