SankeiBiz for mobile

【衆院選】「野党殲滅」「勝てるとき」「今のうち」 解散ネーミング

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSの政治

【衆院選】「野党殲滅」「勝てるとき」「今のうち」 解散ネーミング

更新

解散後の記者会見で、「アベノミクス解散」と命名した安倍首相=2014年11月21日、官邸(ロイター)  衆院が21日、解散された。安倍晋三首相は自ら、政権の経済政策の是非を問う「アベノミクス解散」と命名し、甘利明経済再生担当相は「この道しかない解散」と名付けた。これに対し、維新の党の江田憲司共同代表は、「国民そっちのけの解散」と反撃した。「バカヤロー」(1953年)や「ねたふり」(86年)、「郵政」(2005年)など、これまでもさまざまなネーミングがあった。識者に今回の解散を命名してもらった。

 先が読めぬ「風」

 「月刊WiLL」編集長の花田紀凱(かずよし)さん(72)は「野党殲滅(せんめつ)解散」と命名した。理由について「民主党政権がやっていたことと自公政権が今やっていることを比べると、きちんと状況を把握すれば自公しかないとすぐ分かる」と説明。野党の現在の状況について「立候補調整とかいっているけれど、政策も違っていて野合でしかない」と切り捨てた。

 政治評論家の有馬晴海(はるみ)氏(56)のネーミングは「勝てるとき解散」。「衆院議員の任期切れの2年後にどのような“風”が吹くか分からない。野党の足並みがそろわず、民主党が何の成果も出せていない今なら勝てると踏んだのだろう」と分析。安倍首相が長期政権を視野に入れているとの見方を示した上で、「悲願の集団的自衛権にじっくりと取り組めるし、東京五輪も見据えていると思う」と指摘した。

 難題取り組むため

 「今のうち解散」と名付けたのは米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏(62)。「消費税率引き上げ、原発再稼働など世論を分ける問題を抱えているが、2年後はどうなっているか分からない。支持率の高い今のうちに解散して過半数を獲得し、難しい問題に取り組もうとしている」とみる。

 人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」の音楽を手がけた作曲家のすぎやまこういち氏(83)は、精力的に安全保障の問題に取り組む安倍首相をドラクエの主人公になぞらえて「勇者が国を思い踏み切った解散」とした。「景気の先行きを見通すという大義、中国や韓国に対して日本をどう守っていくかという大義がある。それを完遂するための解散」と指摘する。

 方向性を再確認

 「迎合・棚上げ解散」と批判するのは直木賞作家の黒川博行氏(65)だ。「何が目的か読みにくく大義がない。拉致問題で成果がなくたたかれる前に、選挙をしたかったのだろう」と手厳しい。

 鉄道工学が専門で北海学園大教授の上浦正樹氏(64)は「列車名再確認解散」と名付けた。「安倍さんは指導力を発揮しているが、まだつぼみの段階。その方向性を改めて確認するいい機会」というのが、その理由だ。(SANKEI EXPRESS

ランキング