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【花千代のビューティフル・フラワーズ】グリーンが主役のクリスマスリース
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グリーンが主役のクリスマスリース(Finish!) いよいよ師走目前となりました。皆さまにとってどのような1年でしたでしょうか。
12月の声をきくと飾りたくなるのはクリスマスリース。ヨーロッパでは商店、会社、学校、公共施設などあらゆる町の建物だけでなく、民家の扉にもクリスマスリースが飾られます。
スペースに余裕がなく、クリスマスツリーを飾る場所がないお宅でもリースだけはいっせいに飾るので12月の街の景色は圧巻です。
クリスマスリースの由来もさまざまな説が有りますが、最も古くは古代ローマでの習慣からといわれています。
もともとはローマ帝国の時代、ローマ人によって祭事の際の冠として女性用に作られたのがリースです。男性は冠を使用しましたがそれらの意味するところは威信の象徴でした。花や枝、植物のつる、月桂樹の葉などで作られたリースは結婚式などの特別な行事の際にも使われました。
リース(輪)の意味はその丸い形から「はじめも終わりもなく、永遠に続く神の愛」を表し、またリースでよく使われる色も以下のような意味があったとされます。
赤…キリストの血の色、愛と寛大さ
緑…永遠の命、神の永遠の愛
白…純潔、雪、純粋な心
金銀…ベツレヘムの星=富、豊かさ
実際リースに使用される樹木はモミの木や柊ですが、柊の葉はイエス・キリストの被った茨の冠「受難」を意味しているのだとか。また、松ぼっくり・麦の穂・ブドウのつる・リンゴなどの作物に関係するものは「収穫」の象徴とされていました。
中でも冬の果物として貴重なリンゴは常緑樹につるして神へのお供えものとしても使われていたようです。リースの飾りやツリーのオーナメントに姫リンゴがよく使用されているのはそういった理由からなのです。
このリースにクリスマスの4週間前から毎週1本ずつろうそくをともし、クリスマスイブの日に最後の一本をともしてお祝いするという習慣もあり、これは「アドベントリース」といいます。
キリスト教では11月30日に一番近い日曜日から、クリスマス前の期間(4回の日曜日があります)を「待降節」または「アドベント」といいます。「アドベント」とは「到来」という意味で、救い主の到来をこの期間心待ちにするという意味なのです。日本のクリスマスイベントでもアドベントカレンダーは定着してきたのではないでしょうか。
リースには宗教的な意味合いがありますが、用途的には葉に殺菌作用と抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾って、魔よけにしたというものと、豊作を願って玄関を飾る、日本で言えばしめ縄のような役割があったというのが定説とされています。
今回のリースはかっちりと作りこまない最近流行のナチュラル系です。つるで作った土台にブルーアイス、ユーカリ、ヘデラベリーなどの緑を上に巻きつけて青い姫リンゴとオリーブグリーンのプリザーブドローズをアクセントにしました。杉、ユーカリ、青リンゴの爽やかな香りが楽しめるリースでもあります。(フラワー・アーティスト 花千代/SANKEI EXPRESS)
HANACHIYO FLOWER DESIGN STUDIO (電)03・5422・7973
ブログ「花千代のHAPPY FLOWER LIFE」 http: //hanachiyo.kireiblog.excite.co.jp/
■シャンパンのバブルバス
11月6日、表参道ヒルズのクリスマス・イルミネーションの点灯式とともに、エントランスに出現したモエ・エ・シャンドンのバブルバス! イベントスペースOでシャンパンを昼間からいただいてよい気分~。クリスマスはツリーやリース、たくさんのお花とともに欠かせないのはやっぱり泡?