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手が届くジュエリーのうきうき スワロフスキー
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8月に新発売されたブレスレット「スターダスト」のシリーズ。長さはシングル、ダブルと品ぞろえ豊富、1万1600円から=2014年12月1日、東京都中央区銀座(小野淳一撮影)
クリスマス目前の街にはイルミネーションが輝き、歩いていると自然と楽しい気分になってくる。今だからこそ「キラキラ感」満載のアクセサリーを楽しみたい-とくればスワロフスキーのクリスタル。特徴あるカッティングは光を集めて輝きを放ち、リーズナブルな値段でうきうきした感覚を味わえる。女性へのクリスマスプレゼントにと、ピアスとネックレスのセットジュエリーを買い求める男性も多いとか。あなたも何か探しに行ってみてはいかが。
東京・銀座の2階建ての店舗には有名服飾デザイナー、アレキサンダー・マックィーンとのコラボレーションによる特製ツリーが25日まで飾られている。床や2階に上る階段には約3トンものクリスタルが埋め込まれている。オーストリア内にある店と同じ様式だという。桜をイメージしたシャンデリアも使われるなど、店全体がきらめく美術館のようだ。
スワロスキー銀座は、ウィーン、本社のあるインスブルック(いずれもオーストリア)と並ぶ、世界で3店の旗艦店の一つ。背景には東京を、アジアの情報発信拠点と位置づける狙いがある。
外国人客の多いスワロスキー銀座は、中国人の団体観光客が必ず訪ねるスポットの一つに組み込まれている。開店時間の午前11時を待ち構えるように、多くの中国人観光客が訪れている。
売れ筋はスワロフスキーの広告に登場しているモデル、ミランダ・カーが身に着けている、ピアスやネックレス。中でもイチオシのシリーズ「バロン」は、風にそよぐ葉のようにしなやかにたなびくのが特徴だ。ミランダ・カーは今年もスワロフスキーのモデルをつとめ、広告で身に着けたチェーンネックレスは、ほぼ完売という人気ぶり。「バロン」も早く入手した方がよさそうだ。
日本で目立って人気が高いのが、クリスタルをあしらったロングネックレス。「欧米に比べてデザインがシンプルなセーターなど、日本人のファッションに合わせやすいからでは」(広報)という。
クリスマスパーティーで活躍しそうなのが、8月に発売されたブレスレット「スターダスト」のシリーズ。無数のクリスタルを柔らかいメッシュ素材のナイロンにつめており、全12色。手首に重ね付けして楽しむのが今のトレンド。チョーカーとしても使える大きめサイズがある。
スワロフスキー・ジュエリーの売り上げは8割がウィメンズのアクセサリー。ほかはメンズアクセサリーや置物、ホームプロダクツなどを扱う。
メンズアクセサリーは黒やシルバーを基調としながら、スワロフスキー製ならではのきらめきを備えた渋いデザインがそろう。スカル(どくろ)ビーズをあしらったバングルは遊び心が満載だ。
ユニセックスで使えるビッグフェースの時計「オクテア」は、文字盤を囲むセラミックの部分に、スワロフスキー社のカッティング技術が生きている。クリスタルより堅いセラミックもカッティング可能な技術は「門外不出」(広報)。技術の流出を防ぐため、クリスタルの製造およびカッティングは全てインスブルック郊外の本社に隣接する工場で行われている。
ちょっとした贈り物にぴったりな定番のクリスタル製の置物は、従来は透明なものが中心だったが、近年では色つきの種類が多数登場。クリスマスならではのサンタクロースやトナカイなどかわいらしいシリーズがそろった。
最高級の置物として限定発売されているのが「ミリアド」のシリーズ。表面に無数のクリスタルを、熟練した職人が手作業でセッティングしており、今年は誕生40周年となる「ハローキティ」が生まれた年にちなんで1974体、発売された。使われたクリスタルは約1万3000個といい「すでに残りわずか。外国人の方にも人気です」(広報)。昨年は同じ「ハローキティ」で、2万2000個のクリスタルをあしらった99体が売り出され、国内外のファンが購入したという。
ちょっとした小物から本格的なアクセサリーまで、手にとりやすい値段でそろうスワロフスキー。大事な人への贈り物でも、自分自身へのご褒美にも重宝しそうだ。(文:藤沢志穂子/撮影:小野淳一/SANKEI EXPRESS)
※価格はすべて税別です。