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私の歌が背中押すきっかけになれば 木村カエラ

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私の歌が背中押すきっかけになれば 木村カエラ

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音楽アーティスト、木村カエラさん=2012年4月5日(提供写真)  木村カエラといえば、小さい子供から70歳くらいの方までが会場に足を運ぶファン層の広さにまず驚かされる。家族で楽しめる思いやりにあふれたカラフルなポップワールドに、ファッションやアート好きの若者に支持される奇抜なセンスを持ち合わせ、デビュー10周年を迎えた今もその人気は増加中だ。今月、自らのプライベートレーベルELAから、初のオリジナルアルバム『MIETA』を発表した。

 「10周年の記念ライブをROCKとPOPに分けて2日間した時に、こんなにROCKとPOPのジャンルを両極端に分けてできるアーティストはいないと思い、それは自分の自信につながりましたね」

 常に新しいことへ

 収録曲には、これまでになくストレートに背中を押してくれる歌が多い。

 「リスナーの背中も押すけど、自分の背中も押しています。たとえば自分が10周年記念ライブのプレッシャーに崩れそうな時に書いたのが『one more』。自分が誰かにこの歌詞のように言ってもらわないとやり遂げられない状態の時で、でも何かを成し遂げようとしている人たちも他にもいるから、そこへ嘘がない自分が勇気づけられる言葉や、自分が前に進もうとしている過程というのが入っています」

 そこに言葉を加える。

 「自分が10年間やってきたことは“人を元気づけたい”“幸せを感じる方法を何か導いてあげたい”といったこと。抱えてしまった問題は自分自身でどうにかしなきゃいけないけど、私の歌を聴いて“背中を押せるきっかけになればいい”と思う気持ちが自分の歌らしさだと思うんです」

 また、「明るいけど暗さも感じられるものや、ちょっと不思議なものにひかれる」という彼女らしく、楽曲には耳にちょっと引っかかるような音遣いやフレーズがあり、そこへ歌詞も残っていく。なかでも口ロロ(クチロロ)の三浦康嗣が書き下ろしたアルバムタイトル曲「MIETA」は時の経過を音で表そうとし、人にとって鏡のような存在になることの大切さを歌った、ミュージカルのような壮大なナンバーになった。

 「同じことはやりたくないという感覚はデビュー以来ずっとありますね。それが私にとって新しいことになっていくんだと思います」

 次のステージへと向かう新作は、希望の日差しや、心の奥底にある記憶にまで光を当てたような明るさを感じさせる、すてきなアルバムである。(音楽ジャーナリスト 伊藤なつみ/SANKEI EXPRESS

 ■きむら・かえら 1984年、東京都出身。2004年6月、メジャーデビュー。「リルラ リルハ」「Butterfly」をはじめ、大ヒット曲多数。13年6月、プライベートレーベルELAをスタート。14年10月、デビュー10周年記念ライブ『GO!GO! KAELAND2014-10years anniversary-』を横浜アリーナで、ROCKの日とPOPの日と2日間に分けて演奏楽曲や演出も変えて開催。15年3月から全国ツアー予定。

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